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数ヶ月前。マジックではない他のカードゲームプレイヤーだった私は、とあるカードショップで対戦を見ながらパソコンをカタカタしている人を見つけました。今までの私にとって試合内容の報告と言えば個々が日記に書く程度で、誰でも流れが追え、雰囲気を楽しむ事が出来るという全く新しい試みに途端に興味を持ちました。「これを自分もイベントに生かせないだろうか。このままマジックだけの文化にしておくのは勿体ない。」そう思い、私は門戸を叩いたのでした。
ライターとしてのお仕事の為には実践あるのみ!という事で運営のお仕事も体験しつつ、実際にカバレージを書いてみる機会をこうして頂く事が出来ました。今回はプレリリースイベントなので参加者の方も知らないカードが多く、とても良いタイミングだと知った時は自分はとてもラッキーなのだと嬉しく思いました。
そして、当日。勉強してきたとは言え、初心者でルールも用語も分からない私は、ガチガチに緊張していました。しかし、いざ始まってみると和やかな雰囲気にほっと胸を撫で下ろし感動したのです。「勝敗よりも楽しみ、しかし対戦は真剣に。」という、私や仲間たちが求めているイベント、正にそのものがそこにありました。「カードゲームが楽しくて、仲間が居て、だからゲームをするんだ」という本来あるべき姿を見たような気がします。
いざ、イベントが始まるとオープンデュエルに参加する事になりました。勿論プレイは遅く、ルールも勘違いしている私に対戦者の方は優しく教えて下さいました。嫌な顔一つせず、親切に相手をして下さった方々に感謝すると共に、笑顔の大切さとイベントに参加しだした頃の気持ちを改めて思い出しました。
余談ですが、DCI認定イベントで初めて勝利する事が出来ました。そんな事になるとは露ほども想像しておらず、2勝0敗という成績が嘘か冗談のように思えてしまいますが、良い思い出になりました。
イベントの運営に関しては、まず設備がしっかりしている事に感銘を受けました。ノートパソコンを用い、ネットワークを利用して成績の登録や組み合わせの抽選を行うのです。それに加えプリンタまで用意され、掲示物の作成や順位等書類の作成が可能です。私の遊んでいるカードゲームでイベントと言えば、事前の準備こそパソコンを用いるものの、当日は手動です。このような、しっかりとした設備があれば参加者にも分かりやすく、運営もスムーズに行えるのでは無いかと、色々と考えさせられる一面でした。
参加者にお茶を配るというサービスも素晴らしいと感じました。私も自分のイベントでペットボトルのお茶を配った事がありますが、予算等の都合で断念した事があります。しかし、貴重な時間とお金を使って来て頂ける以上少しでも快適に過ごして頂きたいと感じています。お茶すら配れないのでは無く、お茶くらいは召し上がって頂きたいという姿勢には感動の一言です。
一方でイベント内容に関しては、個人の所有している構築デッキを用いないので、初心者も気軽に参加出来る点が魅力的です。ある程度中上級者とも対等に戦えるのは初心者にとって良い経験になるのではないでしょうか。
1日に何度も参加出来るタイミングがあるというのも、参加者の敷居を低くしており気軽に誰でもという言葉がぴったりだなと視野を広げる事が出来ました。
他に感じた事はと言えば、女性プレイヤーの存在です。女性は1日目に1人参加されただけで非常に残念に思いました。というのも、私は女性プレイヤーの増加・支援の活動を行っており、他のカードゲームでも女性プレイヤーが増えたら良いなと感じていたからです。老若男女問わず楽しめるのがカードゲームですし、こんなに楽しいゲームを男性だけの物にしておくのは勿体なないと思うのです。今回のイベントは他のイベントと比べて特に門戸の広いイベントであると感じました。ですから、是非女性の方にも参加して欲しいと思います。実際に会場では男性の女性への対応も分け隔てなく、お互いに楽しそうでプレイヤーの質の高さをひしひしと感じました。落ち着いた方が多く、居心地の良いマジックなら女性プレイヤーは定着してくれるはずです。
さて、思い返せばあっという間の2日間でした。1日目の朝、不安な顔で駅に降り立った私が遂にこの仕事を終えようとしています。カードも運営も分からない事だらけで四苦八苦する事ばかりだった私。勉強の連続で迷惑をかけっぱなしの2日間だったように思います。初心者なりにカバレージも仕上げる事が出来、このような記事まで書かせて頂きました。最初自分のイベントを間近に控え、1日だけの参加で良かったのではないかと思う時もありましたが、今では参加して良かったと心から思えます。
楽しい時間、貴重な経験。感謝してもしきれません。参加者及びスタッフの皆様、本当にありがとうございました! この場を借りてお礼申し上げます。
鋭い眼差しが交差し、張りつめた空気の中対戦は行われた。ゲームの合間には戦術の考察を行いながらカードの入れ替えが行われる。制限時間ギリギリまでかかる長丁場に自然とギャラリーも集まり出すのであった。
死力を尽くした戦いに、誰もが息を飲んだ。
序盤からお互いに低コストの飛行クリーチャーを展開。加藤は《破滅の刃/Doom Blade》、山田は《チャンドラの憤慨/Chandra’s Outrage》とお互いコンスタントにクリーチャーを除去していく。山田は《ロック鳥の卵/Roc Egg》で生み出したトークンで戦い、加藤は《戦隊の鷹/Squadron Hawk》と《血の座の吸血鬼/Bloodthrone Vampire》で応戦する。
しかし、次々と叩き付けられる山田の軍勢の前にじりじりとクリーチャーを失い、《血の座の吸血鬼》を残すのみとなった加藤は3/3飛行トークンの攻撃を防ぎ切る事が出来ず、空に散った。
加藤 0-1 山田
加藤が《戦隊の鷹》で仲間を呼び寄せ、2羽の攻撃が山田に襲いかかる。対する山田も《嵐前線のペガサス/Stormfront Pegasus》《野生のグリフィン/Wild Griffin》を展開し激しい空中戦を繰り広げる。
そんな中、山田は《火の召使い/Fire Servant》を展開。更に《ロック鳥の卵》がまたもトークンを生み出し、強力な空からの攻撃が続く。加藤も負けてはいない。《火の召使い》を《暗殺/Assassinate》し、山田のクリーチャーをトークンのみにすることに成功したのだ。
その後お互い《雲の十字軍/Cloud Crusader》を展開し、空中戦は更に苛烈を極めた。クリーチャー同士のすり潰しあいの末、遂に《雲の十字軍》同士の一騎討ちとなるが、加藤は《歴戦の歩兵/Infantry Veteran》でそれを凌ぎ、この対決は加藤が制する。
そして、加藤7-6山田という接戦の状況で考え込んだ。《泥沼病/Quag Sickness》の対象が定まらないのだ。しばらく考え込み、《ロック鳥の卵》のトークンを選択した加藤だったが、選択後も本当に正しい選択だったのかと思案する。
しかし、流れはここで変わった。そのまま強力なクリーチャーに押され始めた山田は全ての願いを込め、「良い未来を《水晶球/Crystal Ball》!」と叫ぶなり占術を行う。しかし、その結果に失望した山田は次のドローに賭ける他無くなってしまい、投げるようにカードをデッキの下に戻すのであった。
願いも空しく、山田は次の攻撃に耐え切れなかった。
加藤 1-1 山田
加藤は《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》と《戦隊の鷹》で序盤から強力にデッキ圧縮を繰り返し地道にダメージを与えていった。しかし、山田の《茸の番人/Mycoid Shepherd》もそれを超える一撃を与え、両者譲らぬ展開だ。
加藤は《墓所のタイタン》でゾンビトークンを生み出し場を充実させる。山田もここぞと《ロック鳥の卵》に《野生のグリフィン/Wild Griffin》、《突撃するグリフィン/Assault Griffin》とまたも空中から執拗に攻め立てる。そのまま加藤が激しく攻撃を仕掛けるのだが、山田はそれをブロックしてから《安全な道/Safe Passage》で自分達に与えられるダメージのみを軽減し、加藤のクリーチャーだけが失われる事となった。だが、加藤も譲らず《暗殺》で《突撃するグリフィン》を破壊し、《セラの天使/Serra Angel》が戦場に舞い降りる。加藤を護りながら痛烈な斬撃を放つ神々しい天使を前にして、山田は対応策が手元には無い。
残り時間僅か。この大事な場面で土地を2枚連続で引いた山田は、終了の合図と共に天を仰いだ。
加藤 2-1 山田
中学生くらいからなので10年くらいですが、途中2年くらいやめていました。
その間もプレリだけは結構出ていたのですが、そこで準優勝して皆さんに声をかけて頂いて本格的に始める事になったんです。今まで仲間がおらずなかなか大会等に出る事も無かったのですが、これをきっかけに本格的に参入する事になりました。
今では本州にも遠征するようになりましたよ。
友達がマジックをやっていて、第5版で始めました。
買ったのが全部英語版で、中学生の読解力では全然読めなくて、ルールブックも全然読めなくて結局放置してしまいました。日本語はあったんだろうけど何故か英語で(笑)
ここ最近はオンラインでやっていて、エルドラージ覚醒でやっていました。基本セットは久しぶりだったので、レアカードと飛行の強さを凄く感じました。
飛行はやっぱり強いですね。それは当り前なんですけど、それを上回るようなレアはいくらでもあるんで上手く立ち回るようにすればいいんですけど。結局、最後はパワーにやられてしまいました。
それから、プレリは単体のパワーが優先されるので、より強いカードをたくさんもっているプレイヤーが有利だと思いました。強いのが倒されても敢えて強いのを出さずにおとりを出すという立ち回りもありますね。やはり、立ち回りが重要です。
とにかく、今日は良かったです!
最初の1戦目で自分のライフを間違えて投了してしまったんです。全然負けてないのに投了して、そこから2回勝ったんでよかったですけど(笑) 相手の構築が様子見だったので強いレアカードを入れてなかった事が良かったです。後でカードを見せてもらったら強いカードがあったので助かりました。
神話レアのタイタンのシリーズは全部強いでしょうし、今まで通り《悪斬の天使》等レアはレアで強いですね。
レア以外だったら、《ガラクの群れ率い》が凄く大きいサイズでありながら、デッキに噛み合いやすいです。パワー3でタフネス4なので殴っても守っても強い。「何でパワー3なのかね?」と話題にもなりました。
やっぱり、タイタンみたいな強力なカードもありますが《闇の後見》というカードがあって、これをビートダウンデッキとかバーンデッキにいれたら面白いんじゃないでしょうか。《水晶球》やジェイスと凄く相性が良いので、それらを組み合わせたデッキが作れないかと思います。
それと《集団変身》は面白いコンボデッキが作れそうですね。
また明日も来ますのでよろしくお願いします!
対戦は終始笑顔で行われた。
和気あいあいとした雰囲気に、こちらも自然と笑顔になってしまう。
冗談を交えながら、しかし眼光は鋭く。
激しい戦いは続いていく。
田澤は《嵐前線のペガサス/Stormfront Pegasus》と《突撃するグリフィン/Assault Griffin》で空から山口に襲いかかる。
それに対して山口は《アジャニのマントラ/Ajani’s Mantra》でダメージを軽減しながら《吠えたけるバンシー/Howling Banshee》で対抗した。
相討ちを取ろうと《突撃するグリフィン》を《吠えたけるバンシー》でブロックした山口だったが、田澤は《安全な道/Safe Passage》を唱えて《吠えたけるバンシー》を守り、そのまま飛行軍団での攻撃を続行する。
田澤はテンポ良くダメージを積み重ね、最後は《火の玉/Fireball》が山口を焼き焦がした。
田澤 1-0 山口
お互いクリーチャーが出ない静かな序盤。
山口が唱えた《強迫/Duress》が田澤の手札を明らかにした。《火の玉》と《チャンドラの憤慨/Chandra’s Outrage》という強力な除去カードが2枚があったが、山口は終盤強力な《火の玉》よりも《チャンドラの憤慨》を優先して捨てさせることにした。
田澤は《セラの天使》と《突撃するグリフィン》を展開し、1ゲーム目と同じく空から山口に猛襲する。
そしてまたも飛行を捌けなかった山口は《安全な道》2枚でダメージを軽減し勝機を窺うも、田澤の勢いを止める事は出来なかった。
田澤 2-0 山口
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