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カバレッジ

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およそ2ヶ月前。
アラーラ再誕の1枚のカードが公開された。

《献身的な嘆願/Ardent Plea》

まだ、カード名とイラスト、アーティストとコレクターズ番号だけの公開であったが、
このカードの公開は多くのプレイヤー達に衝撃を与えた。

このカードのマナコストは{1}{白}{青}。
コレクターズ番号は1/145。
つまり、単色カードはこのセットに存在しないということなのだ。
145枚全てのカードがマルチカラーのエキスパンション。

まさに、金色の世界。

この、アラーラ再誕のプレリリーストーナメントが今日明日と行われる。

新たなエキスパンションのパックを開封するわくわく感や、
金色に彩られた煌びやかなカードを目の当たりにして、目を輝かせているプレイヤー。
プレリリースだから行われる数多くの突発イベント。
そんな様子を皆様に伝えたいと思う。

また、戦略的な記事も勿論充実。。
アラーラ再誕のカードは公式プレビューで見る限りどれも非常に強力だが、
使用する為には複数の色マナが必要で、これはデッキ構築の大きな障害となる。
この暴れ馬の手綱をとり、上手く乗りこなす為に必要なヒントを
M:tGに精通した熟練のプレイヤーにインタビューする予定だ。
こちらも楽しみにして頂きたい。

そして、当日イベントに参加されたプレイヤーには
今回のイベント限定箔押しカード、《ドラゴンの大母/Dragon Broodmother(ALR)》が
もれなく配布される。
トーナメントでも活躍が期待されるこのカード、
是非会場で入手して欲しい。

オープンデュエル1戦目 加茂良美 vs 阿部和幸
ラウンド2 松村拓也 vs 笹井祐介
ラウンド3 千葉晶生 vs 木村一生
ラウンド4 井上真尚 vs 谷口はるな
ラウンド5 加藤真 vs 渡辺健二
優勝者インタビュー 渡辺健二
 プレリリーストーナメントで5-0し、決勝プレイオフで勝利した渡辺健二にインタビューを行いました。その様子を伝えたいと思います。

―優勝おめでとうございます。まず今日の勝因をお聞かせください。
「簡単にいうと、色マナがきちんと出たということですかね。デッキを組んだときは色拘束が厳しいかなと思ったんですけど、きちんと引けて手札のカードをプレイすることができました。」

―今日のMVPカードと思うものがあったら教えてください。
「《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》と《途方もない力/Colossal Might》ですかね。両方とも2枚ずつデッキに入っているのですが、《朽ちゆくヒル》は起動にマナがかからないのがとても強いと感じました。環境の除去として3点火力が多いので、それに引っかからないのも魅力ですね。《途方もない力》はパワーがあがる量とトランプルがおかしいです。先ほどの《朽ちゆくヒル》をパンプしたあとでプレイだとか、《マリーシの双子爪/Marisi’s Twinclaws(ALR)》にプレイして12点だとか、活躍してくれる場面が多かったです。」

 渡辺が挙げてくれたこの2枚のカードは両方ともコモンである。これからのリミテッド環境でもよく見ることになるのではないだろうか。

―今日のデッキの色と、それに決めた理由を教えてください。
「今日のデッキは完全3色のジャンドですね。豊富な除去カードがあり、《藻のガリアル/Algae Gharial(ALA)》、《ゴミあさりのドレイク/Scavenger Drake(ALA)》《風切るイグアナール/Hissing Iguanar(ALA)》というジャンドシステムを持ったクリーチャーがいたので、この色に決めました。」

 渡辺のデッキには2枚の《処刑人の薬包/Executioner's Capsule(ALA)》を始め、《ジャンドの魔除け/Jund Charm(ALA)》や優良火力が入っており、それらで場をコントロールし、勝ちあがっていったという。

―アラーラの再誕が参入したリミテッド環境ですが、どのような印象を受けましたか?
「まず、純粋にカードがの種類が増えたことにより、より楽しくなるだろうとは思いますね。アラーラ再誕のカード自体でいうと、マルチカラーのカードが増えた分、色マナの調達が厄介ですね。今日は色マナがきちんと揃いましたが、揃わないと厳しそうです。」

 確かに、アラーラのカードはすべてが多色呪文である。みなさんもこれからシールド戦やドラフトをする機会が多くあると思うが、色マナサポートとカードパワーのジレンマに悩まされることがあると思う。安定性を取るか、爆発力を取るかという選択を考えておいたほうがいいのかもしれない。

―最後に、今日6-0して優勝しましたが、感想を教えてください。
「ただただ、アラーラの再誕のカードで遊べて楽しかったです。24パックも貰えたので、これから友人たちとドラフトします!」

 新しいカードで楽しんで、またもらった新しいパックでさらにマジックを楽しむ。これこそマジックプレイヤーの鑑であるのではないだろうか。プレリリーストーナメントは明日も行われる。今日参加できなかった方は勿論、今日参加した方も、よりよい楽しみを求め、明日も会場へ足をお運びください。

明日大量のパックを獲得するのはあなただ!
Game 1

ラウンド課題が「アラーラの再誕のカードを5枚使うごとに1パックをのべ20人まで」。
プレリキャラとして一部の読者にはマニアックなファンもいるようで、
キャラ設定としては美味しいとしか言いようがない加藤。
ここまでの成績は3-1と(常に課題目当てなだけに)好調だ。

対するは本日4-0、道内のプレミアイベントでも好成績を残し続けている渡辺。
加藤の熱気に押されるように苦笑しながら、超高速デュエルが始まった。

「エンド」
「エンド」
「エンド」
「エンド」
「(3秒)・・・」
「はやくはやく!なやむなやそんなとこで!」

物凄い速度で土地とクリーチャーが展開されていくのだが、
以前からの知り合いである渡辺を加藤が更に急かす。
正直スピードについていけない。

おおざっぱに解説すると、土地2枚でストップした加藤を
渡辺がぶんぶんした結果3分でデュエルが終わった。
当然事故っては5枚も再誕のカードを使える訳が無く。

加藤 0-1 渡辺

Game 2

「まず1枚目」
さすが加藤。土地を置いて言う事がやはり一味違う。

「2枚目!」
当然のように《ジャンドの滞留者/Jund Sojourners(ARB)》も即プレイ。

渡辺は堅実に《風切るイグアナール/Hissing Iguanar(ALA)》から。
《マリーシの双子爪/Marisi’s Twinclaws(ARB)》を叩きつけながら
「3枚目だ」と叫ぶプレリキャラ。

《レオニンの鎧守護兵/Leonin Armorguard(ARB)》で4枚目を達成し、
5枚しか土地が無いので《青ざめた出家蜘蛛/Pale Recluse(ARB)》をサイクリングして
「ジャッジ!」

渡辺は「それサイクリング絶対しないっしょ・・・」と呆れ顔。
その後10枚プレイもぎりぎりで達成して2パック目を得る加藤。
恐らくデッキの9割は再誕のカードで構成されているはずだ。

加藤 (2パック)-(0パック) 渡辺

本題のはずのゲーム内容は、といえば
加藤のプレイしたクリーチャーを丁寧に除去しながら展開した渡辺が
ラウンド課題重視プレイを頑なに貫いた加藤を圧倒した。

加藤 0-2 渡辺


これで全勝し、48パックを掛けた全勝同士のプレーオフに進出することがほぼ決定。
「今日はサイドイベント合わせて全勝するつもりなんで!」
普段は後ろ向きな発言が多い渡辺がこの発言とは、期待できるだろう。

「今日は5パックしか課題で貰えなかったよ・・・」
「次回から心を入れ替えてまた優勝狙おうかな・・・・・・」
「俺の落胆ぶりを記事に書いてくれよ・・・・・・・・・」

と、札幌が誇るプレリキャラは心底がっかりした様子。
延々ぶつぶつと愚痴を呟いたあげく、
「3-1とか中途半端に勝ったから相手がガチなんだよな・・・、反省した!」
と自分自身でスイッチを切り替えるかのように言い、
「よしっ、次はオープンデュエル!」
そう言った加藤の笑顔は眩しく、この変わり身の速さは我々も見習いたいところだ。
プレリリースも終盤、第4ラウンドを迎える。
このラウンドを3-0で迎えた井上真尚と谷口はるなの試合をお伝えしよう。

井上は青以外の均等4色、谷口は白緑タッチ赤黒のデッキを操る。

全勝を目指すためにどうしても勝ちたいと語る井上。
一方、谷口は今日が誕生日だという。誕生日のプレリリースで勝ち続けることはできるのであろうか?

もはや「強い」としかいえないデッキしか残っていない全勝テーブル。
はたしてどんなカードが飛び出してくるのであろうか?

Game 1

ダイスロールの末、先手は谷口。《ジャンドの全景/Jund Panorama(ALA)》でマナを整え、
《ジャンドの戦闘魔道士/Jund Battlemage(ALA)》を場に。井上は《ヴィティアのとげ刺し/Vithian Stinger(ALA)》で応える。このピンガーが場にでたことによって、《ジャンドの戦闘魔道士/Jund Battlemage(ALA)》の苗木トークンを生み出すというのはほぼ無力化されてしまった。そして《ジャンドの滞留者/Jund Sojourners(ALR)》サイクリングと《ヴィティアのとげ刺し》のあわせ技によってラウンド課題をクリアしつつ《ジャンドの戦闘魔道士》を除去。アドバンテージを奪う。

しかし、谷口は《熊手爪のガルガンチュアン/Rakeclaw Gargantuan(ALA)》、《徴兵されたワーム》と巨大なクリーチャー軍を構築。《徴兵されたワーム》の続唱効果により、《聖域のガーゴイル/Sanctum Gargoyle(ALA)》が戦線に追加される。その次のターンに《徴兵されたワーム》が《天空の先達/Welkin Guide(ALA)》により空を舞うと、井上は投了を宣言した。

井上 0-1 谷口

Game 2

後手の谷口がマリガンをし、ゲームがスタート。
井上が《処刑人の薬包/Executioner's Capsule(ALA)》から《ジャンドの滞留者》、《臓物を引きずる者/Viscera Dragger(ALA)》《稲妻の引き裂くもの/Lightning Reaver(ALR)》とプレイするのに対し、谷口の戦線は《バントの信刃/Bant Sureblade(ALR)》のみ。

しかし、《稲妻の引き裂くもの》を《威嚇の稲妻/Intimidation Bolt(ALR)》で除去し、そのターンの攻撃を防ぎ、《熊手爪のガルガンチュアン》、《猛きセロドン/Bull Cerodon(ALA)》と巨大クリーチャーを並べる。しかし、《猛きセロドン》は《処刑人の薬包》で退場させられ、次の井上のターンには速攻持ちの《炎血の襲撃者/Igneous Pouncer(ALR)》が襲ってくる。谷口はライフを失ってはたまらないとマナがない状態だが、《熊手爪のガルガンチュアン》をブロックにまわし、《炎血の襲撃者》との交換となる。

最後のブロッカーとして出した《青ざめた出家蜘蛛/Pale Recluse(ALR)》も《骨の粉砕/Bone Splinters(ALA)》されてしまい、《途方もない力/Colossal Might(ALR)》により、谷口はライフを失いきってしまった。

井上 1-1 谷口

Game 3

《火荒の境界石/Firewild Borderpost(ARB)》《脈火の境界石/Veinfire Borderpost(ARB)》とプレイし、マナの安定を図る谷口。一方の井上は山サイクリングから《血の信者/Blood Cultist(ALA)》《ヴィティアのとげ刺し/Vithian Stinger(ALA)》と砲台を完成させる。

ここで谷口も本領を発揮。《マリーシの双子爪/Marisi’s Twinclaws(ARB)》を呼び寄せる。井上は《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax(ALA)》を戦線に加え、《マリーシの双子爪/Marisi’s Twinclaws(ARB)》を止めようとするも、《途方もない力/Colossal Might(ARB)》により、トリナクスとライフを失ってしまう。

しかし、数の優位はまだ井上が持ち合わせている。《巨大待ち伏せ虫/Giant Ambush Beetle(ARB)》をプレイし、攻撃。さらにトリナクスが残したトークンと2体のティムで応戦する。
谷口も《忘却の輪/Oblivion Ring(ALA)》で《ヴィティアのとげ刺し/Vithian Stinger(ALA)》をリムーブし、この砲台を止める。唯一のクリーチャーであった《マリーシの双子爪/Marisi’s Twinclaws(ARB)》も《巨大待ち伏せ虫/Giant Ambush Beetle(ARB)》との交換に使うが、井上は《腐肉団/Carrion Thrash(ALA)》をプレイ。このクリーチャーを倒すなら先ほどの〈虫〉を回収するぞというそぶりを見せる。

谷口も懸命にブロッカーを呼ぶが、ティムで除去されてしまう。
谷口のライフは10と、余裕があるかに見えたのだが、《途方もない力》と《ナヤの滞留者/Naya Sojourners》サイクリングによって、きっちりと削りきられてしまった。

井上 2-1 谷口

井上WIN!

デッキに2枚入っている《途方もない力》が本当に途方もなく強かったと語ってくれた井上。さらにデッキには爆弾カードも入っているという。果たして最終ラウンドにも勝ち、全勝でプレリリースを終わらせることができるのか。次は運命の最終ラウンドだ。
このラウンドでは、千葉晶生と木村一生の対戦をお送りする。

二人とも、道外のプレミアイベントに遠征し、好成績を残した経験がある。
そんなマジック巧者の試合の様子をお伝えしたいと思う。

Game 1

ゲームが始まるや否や、二人ともものすごい速さでプレイを続ける。
レアをプレイするというラウンド課題達成のためである。

《ジャンドの斬刃/Jund Hackblade(ARB)》《風切るイグアナール/Hissing Iguanar(ALA)》と展開する千葉に対し、《崖崩れの精霊/Rockslide Elemental(ALA)》《ロウクスの粗暴者/Rhox Brute(ARB)》で応戦する木村。サイズの面では木村が有利と言ったところか。
さらに《サングライトの反発/Sangrite Backlash(ARB)》で《風切るイグアナール/Hissing Iguanar(ALA)》を除去し、《ロウクスの粗暴者/Rhox Brute(ARB)》《風切るイグアナール/Hissing Iguanar(ALA)》で攻撃する。
その返しで千葉は《巨大待ち伏せ虫/Giant Ambush Beetle(ARB)》をプレイし、3/2になった《ジャンドの斬刃/Jund Hackblade(ARB)》とともに攻撃する。

そしてここで木村の手が止まる。
《エイヴンの擬態術士/Aven Mimeomancer(ARB)》をプレイし、ジャッジを呼ぶ!
レアをプレイしたことにより、ラウンド課題をゲットだ!
ここでゲームスピードがいったん落ち着く。

もちろんレアというわけで、戦況に多大な貢献をもたらすこのカード。「強いなー」と千葉はぼやき《死の一撃のミノタウルス/Deadshot Minotaur(ARB)》で〈擬態術士〉を除去。そして2体で攻撃をし、ライフレースはよりいっそうタイトなものになる。
木村も返しで千葉を攻撃し、このターンのブロッカーとして《喰らうワーム/Gorger Wurm(ARB)》をプレイ。「除去すれば勝てるのに」といいながらライブラリートップを見るも、そのカードは除去ではなく、ターンを渡す。

しかし、千葉に次のターンは返ってこなかった。《天空の先達/Welkin Guide(ALA)》により悠々と空を飛んだ《喰らうワーム》の攻撃により、千葉のライフは0になった。

お互いが高速でプレイしたため、5分強でゲームが終わるという試合展開になった。

千葉 0-1 木村

Game2

先手は千葉。《荒原の境界石/Wildfield Borderpost(ARB)》2連打の木村に対し、《ヴィティアのとげ刺し/Vithian Stinger(ALA)》《茸の番人/Mycoid Shepherd(ARB)》というまさにブンブンの展開だ。さらに《天空の先達》で飛行をつけ攻撃する。木村も《血焚きの精霊/Bloodpyre Elemental(ALA)》で《茸の番人》を除去するが、《印章持ちのビヒモス/Sigiled Behemoth(ARB)》という後続を見て、投了した。

千葉 1-1 木村

Game3
先手木村
セットした土地を戻し《荒原の境界石》からまたしてもスタートし、千葉の《風切るイグアナール》は《サングライトの反発》で捌き、《崖崩れの精霊》と《血焚きの精霊》という展開を見せる。

《山》が2枚、《森》が2枚とある千葉だが、どうやら厳しい表情。「手札は真っ白だよー」とぼやいている。せめてものブロッカーとして《死の一撃のミノタウルス》を呼ぶが、《血焚きの精霊》の能力で除去され、成長した《崖崩れの精霊》の一撃を受ける。さらに《呪文縛りのドラゴン/Spellbound Dragon(ARB)》が空を覆う。

最後まで平地を引けなかった千葉は、カードを片付けることしかできなかった。

木村 2-1 千葉
木村WIN!


冒頭でも取り上げたが、この二人のプレイヤーは数多く、道外のイベントに参加している。いわゆる『遠征』である。今回はこの二人に遠征の楽しさを語ってもらった。

千葉「やはり、道外の人との交流が楽しいですね。まったく知らなかった人とも仲良くなれますし。やはり”マジックができる”ということで打ち解けるのも早いですしね。あとはイベントのあとにその様な人たちとご飯を食べに行ったり、お酒を飲みに行ったりというのも遠征の楽しみです。」

木村「遠征して参加するイベントは参加者も多く、緊迫した雰囲気が味わえるのが魅力ですね。やはり100人を超えるイベントはめったに味わえないですし、厳格とした雰囲気の競技イベントのピリピリとした空気の中で試合を行うということには非常に魅力を感じます。また、千葉の言うように交流の輪が広がるのもいいですね。」

と、いうように遠征の楽しみを語ってもらった。
筆者もプロツアーやグランプリに足を運んだことがあるが、普段では味わえない雰囲気、そして多くの友達ができるというのはやはり大きな魅力である。普段と違う環境でのマジックをするために、遠方まで足を運ぶということをしてみるのもよいと思う。

また、千葉は先日行われたグランプリ神戸にも参加している。
どうして参加したのか?と聞くと、「2月に行われたGOGPで神戸までの航空券を獲得するとこができたのが大きな要因ですね。」という回答をもらうことができた。

グランプリ前に毎回開かれているGOGP。この大会で優勝すると、グランプリ会場付近までの航空券を獲得することができる。この大会もグランプリ遠征するきっかけとなっている。こちらの大会にも興味があれば参加してみてはいかがだろうか?

あなたのマジック生活に、また新たな1ページを。
新十津川町から高速で1時間かけて友人2人とやってきた笹井。
普段は友人宅でマジックを楽しんでいる。
今回久しぶりにプレリリースに参加したそうで、
「羽っぽいマークのエキスパンション」(シャドームーア?)以来だそうだ。

松村も同じく普段は友人と自宅で遊んでいるそうだが、
プレリリースでは毎回新カードをプレイしている。
「構築は苦手」だと語る松村だが、今日はもちろんシールド。
経験の差で向かい側に座る相手を圧倒できるだろうか。


Game 1

先攻は松村。
自身無さげにキープを宣言しつつ、初動は《聖域の耕し獣/Sanctum Plowbeast(ARB)》をサイクリングしての、
3ターン目《エーテル階級の騎士/Ethercaste Knight(ARB)》。
4ターン目には《脳噛みつき/Brainbite(ARB)》で公開されたカードの中から
《ロウクスの突撃者/Rhox Charger(ALA)》をディスカードさせる。
まずまずと言える展開だ。

一方力強くキープを宣言した笹井は《森/Forest》《山/Mountain》《沼/Swamp》から
《ヴィティアの背教者/Vithian Renegades(ARB)》で賛美つきの《エーテル階級の騎士/Ethercaste Knight(ARB)》を破壊、続けて《強き者の発現/Mighty Emergence(ALA)》と、
高パワーのクリーチャーが沢山デッキに入っていそうな雰囲気だ。

一度は《ヴィティアの背教者》で3点のダメージを与えたが、
その3/2も《肉袋の匪賊/Fleshbag Marauder(ALA)》で対処されてしまい
いまいちジャンドらしいビートダウンを続行することができない。

6ターン目に6枚目の土地を置けた松村は《ヴェクティスの口封じ/Vectis Silencers(ALA)》、
《アクラサの守護者/Guardians of Akrasa(ALA)》と2枚並べて更に防御を固める。

なんとか戦線を破ろうと《ジャンドの滞留者/Jund Sojourners(ARB)》を普通にプレイ、
《モストドン/Mosstodon(ALA)》に《強き者の優位》で+2/+2と押しに掛かる笹井だったが、これも《結晶化/Crystallization(ARB)》で無力化、その上《命運縫い/Fatestitcher(ALA)》まで出されてしまい、
これを手札では除去することのできない笹井はどうにも攻めきれず、
《喰らうワーム/Gorger Wurm(ARB)》をとりあえず追加してみることに。

《アクラサの守護者》*2、《命運縫い》、《ヴェクティスの口封じ》と準備万端の松村は、
手札が0の為あと1枚殴れるパンチャーを引ければ一気に勝つぞという構え。

しかし笹井の右手がここで光る。
《命運縫い》を《サングライトの反発/Sangrite Backlash(ARB)》で対処、
続けて引いた《処刑人の薬包/Executioner's Capsule(ALA)》で《ヴェクティスの口封じ》をも退場させ形勢が逆転、7/7になっている《喰らうワーム》が攻撃を始めた。

手札がスカスカで山の上もピリッとこない松村は、
笹井が初手から握り締めていた《魂の火/Soul's Fire(ALA)》7点で
そのままこんがりと焼き上がった。

笹井 1-0 松村

Game 2

1ゲーム目と同じく、少考してからキープの松村。
笹井はたっぷり悩んだ後にテイクマリガン。
《森》*2、《沼》と軽い3体のクリーチャーというマリガン後にしては
良好なハンドでゲームを始める。

先攻1ターン目に松村が置いた土地はなんと《森》だった。
山サイクリングから《山》もセットし、どうやらデッキが丸ごと変わっているようだ。
4ターン目に《カターリの爆撃兵/Kathari Bomber(ARB)》をプレイし、
続くターンに攻撃して2点のダメージとゴブリン2体に変えつつ、
5マナをタップして《骨髄食い/Marrow Chomper(ARB)》。
これがゴブリン2体を暴食して4点のライフと7/7という化け物になった。

土地を4枚並べた笹井は、真っ赤なハンドと場の土地が噛み合わず
このままではサンドバッグ状態になってしまう。
引いてきた《巨怪なオサムシ/Monstrous Carabid(ARB)》を祈りながらサイクリングすると
そこには待望の《山》が!

笹井「ありがとうございます!!」

これで《無謀突進のサイクロプス/Madrush Cyclops(ARB)》をプレイして
速攻で攻撃、3点のダメージで松村のライフは19。

返しのターンに7/7と2/2が殴って笹井は残り10。
2枚目の《カターリの爆撃兵/Kathari Bomber(ARB)》も追加して、
ゲームを終わらせに掛かる松村。
更には次のターン《ボーラスの奴隷/Slave of Bolas(ARB)》で《無謀突進のサイクロプス》を
奪いながらフルアタックしてゲームを決めた。

笹井 1-1 松村


が、ここで制限時間切れ。
結果はともかく、お互いのデッキのいい部分がそれぞれ出た
見所ある好ゲームとなった。
今回のカバレッジでは最初にオープンデュエルの様子を取り上げようと思う。

今回オープンデュエルで対戦するのは加茂良美と阿部和幸。
二人ともオープンデュエルをするために会場に来たプレイヤーである。
さて、加茂と阿部の二人にはもうランダムで選ばれたエントリーセットが渡されている。
しかし、彼らはカードを広げ、デッキをどうしようかと悩んでいる。
構築済みのエントリーセットなのになぜ?と思う方もいるだろう。
エントリーセットにはブースターパックが1パック含まれている。その14枚のカードを使って構築済みデッキをアレンジしても良いという仕組みである。
最初の40枚デッキに、どのカードを追加するか悩む二人。どのようにしたらデッキがより強くなるのか。この時間もまた、オープンデュエルの楽しみの一つである。

選ばれたエントリーセットは加茂が青白の"空の軍団"デッキ。
対する阿部は赤緑の"騒乱の担い手"デッキである。

どんな新しいカードが飛び出すのであろうか、そして、追加されたカードは何なのであろうか。楽しみは募るばかりだ。

Game 1

ダイスロールの結果、赤緑の阿部が先行。
後手の加茂が一度マリガンしてゲームが開始される。
3ターン目の阿部の《ツカタンのサリッド/Tukatongue Thallid(CON)》からゲームが動き出すというゆったりとした展開。返しに加茂は《ボトルのノーム/Bottle Gnomes(10ED)》を場に出すするが、これは《火葬/Incinerate(10E)》で3ライフに。
その後、阿部はブースターパックから手に入れたカードである《魔道士殺しの剣/Mage Slayer(ARB)》《ジャンドの神追い/Godtracker of Jund(ARB)》と展開する。一方の加茂は平地を求め、《ガラス塵の大男/Glassdust Hulk(ARB)》をサイクリングするも、お目当ての土地に出会えない。次のターンに平地を引き当て、《エスパーの鵜》をプレイし、地上対上空の殴り合いが始まる。
このライフレースを制しようと阿部は《襲撃の乱暴者/Blitz Hellion(ARB)》をプレイするが、《アーシャへの捧げ物/Offering to Asha(ARB)》でカウンターされ、4点のライフも得られる始末である。さらに《アミーシャの口づけ/Kiss of the Amesha(ALA)》でライフを獲得し、対戦前に「これはライフ回復デッキですから」と言っていたこのデッキの本領を発揮する。

しかし、ブースターパックから出てきた装備品、《魔道士殺しの剣》が加茂の命を襲う。《ロウクスの粗暴者》にこの剣を装備させ、攻撃時に4点、戦闘ダメージで4点とものすごいスピードでライフを削り始める。
これをどうにかしなければいけない加茂は《武器庫を打つもの/Arsenal Thresher(ARB)》をプレイ、場に出たときの能力でアーティファクトカードを3枚公開し、5/5に成長させる。
普通であれば5/5で4/4は止まるはず・・・・なのだが・・・・。
阿部は《サングライトのうねり/Sangrite Surge(ALA)》を《ロウクスの粗暴者》にプレイ!7/7二段攻撃という巨大なクリーチャーを作り上げる。
まず攻撃時に7点のダメージが加茂に入る。そして、通してしまうと14点入ってしまうので、ブロック加茂はこのクリーチャーをブロックせざるおえない。このまま5/5の《武器庫を打つもの》を失ってしまうのか・・・。と思いきや。加茂は《エーテル宣誓会の盾魔道士/Ethersworn Shieldmage(ARB)》をプレイし、このターンのダメージを軽減。
もちろんこのカードも追加のブースターパックから得たカードである。

しかし、この装備品のクロックが止まらない。いくらブロッククリーチャーを用意しても、攻撃時にダメージが飛んでくるので、加茂のライフは減る一方だ。

さらに《復讐に燃えた再誕/Vengeful Rebirth(ARB)》で先ほどカウンターされた《襲撃の乱暴者》を回収し、5点のダメージを与える。
次のターンの《襲撃の乱暴者》《魔道士殺しの剣》でライフが削りきられることを悟り、加茂は投了した。

阿部 1-0 加茂

Game2
1ゲーム目を落とした加茂が先攻。
《ドラゴンの餌/Dragon Fodder(ALA)》のゴブリントークンに対し、《エーテル階級の騎士/Ethercaste Knight(ARB)》で挑もうとした加茂であったが、この〈騎士〉は《火葬/Incinerate(10E)》で葬られてしまう。
《囁き絹の外套/Whispersilk Cloak(10E)》《原始物の粉/Protomatter Powder(ALA)》とクリーチャーを展開できない加茂を尻目に、阿部は《エルフの幻想家/Elvish Visionary(ALA)》《襲撃の乱暴者》と展開し、加茂のライフを奪う。もはや加茂のライフは6だ。
しかし、サイクリングした《ガラス塵の大男/Glassdust Hulk(ARB)》を《原始物の粉/Protomatter Powder(ALA)》で場にだし、後続の攻撃を防ぐ。
しかし、そんなものではとまらないのが阿部の赤緑デッキだ。
4マナ4/4である《ロウクスの粗暴者》、成長する《崖崩れの精霊/Rockslide Elemental(ALA)》と展開する。

最後のブロックで残した2点のライフもきっちりと《ショック/Shock(6ED)》で削りきった。

阿部 2-0 加茂

と、普通のマッチならここで終わるところなのだが、これはオープンデュエル。
よりよいデッキの構成を求め、二人はデッキを微調整し、また対戦を始めている。

エントリーパックに一工夫加えて対戦するこのオープンデュエル。
是非みなさまも新たな楽しみを求めて参加してみてはいかがだろうか?

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