このラウンドでは、千葉晶生と木村一生の対戦をお送りする。
二人とも、道外のプレミアイベントに遠征し、好成績を残した経験がある。
そんなマジック巧者の試合の様子をお伝えしたいと思う。
Game 1
ゲームが始まるや否や、二人ともものすごい速さでプレイを続ける。
レアをプレイするというラウンド課題達成のためである。
《ジャンドの斬刃/Jund Hackblade(ARB)》《風切るイグアナール/Hissing Iguanar(ALA)》と展開する千葉に対し、《崖崩れの精霊/Rockslide Elemental(ALA)》《ロウクスの粗暴者/Rhox Brute(ARB)》で応戦する木村。サイズの面では木村が有利と言ったところか。
さらに《サングライトの反発/Sangrite Backlash(ARB)》で《風切るイグアナール/Hissing Iguanar(ALA)》を除去し、《ロウクスの粗暴者/Rhox Brute(ARB)》《風切るイグアナール/Hissing Iguanar(ALA)》で攻撃する。
その返しで千葉は《巨大待ち伏せ虫/Giant Ambush Beetle(ARB)》をプレイし、3/2になった《ジャンドの斬刃/Jund Hackblade(ARB)》とともに攻撃する。
そしてここで木村の手が止まる。
《エイヴンの擬態術士/Aven Mimeomancer(ARB)》をプレイし、ジャッジを呼ぶ!
レアをプレイしたことにより、ラウンド課題をゲットだ!
ここでゲームスピードがいったん落ち着く。
もちろんレアというわけで、戦況に多大な貢献をもたらすこのカード。「強いなー」と千葉はぼやき《死の一撃のミノタウルス/Deadshot Minotaur(ARB)》で〈擬態術士〉を除去。そして2体で攻撃をし、ライフレースはよりいっそうタイトなものになる。
木村も返しで千葉を攻撃し、このターンのブロッカーとして《喰らうワーム/Gorger Wurm(ARB)》をプレイ。「除去すれば勝てるのに」といいながらライブラリートップを見るも、そのカードは除去ではなく、ターンを渡す。
しかし、千葉に次のターンは返ってこなかった。《天空の先達/Welkin Guide(ALA)》により悠々と空を飛んだ《喰らうワーム》の攻撃により、千葉のライフは0になった。
お互いが高速でプレイしたため、5分強でゲームが終わるという試合展開になった。
千葉 0-1 木村
Game2
先手は千葉。《荒原の境界石/Wildfield Borderpost(ARB)》2連打の木村に対し、《ヴィティアのとげ刺し/Vithian Stinger(ALA)》《茸の番人/Mycoid Shepherd(ARB)》というまさにブンブンの展開だ。さらに《天空の先達》で飛行をつけ攻撃する。木村も《血焚きの精霊/Bloodpyre Elemental(ALA)》で《茸の番人》を除去するが、《印章持ちのビヒモス/Sigiled Behemoth(ARB)》という後続を見て、投了した。
千葉 1-1 木村
Game3
先手木村
セットした土地を戻し《荒原の境界石》からまたしてもスタートし、千葉の《風切るイグアナール》は《サングライトの反発》で捌き、《崖崩れの精霊》と《血焚きの精霊》という展開を見せる。
《山》が2枚、《森》が2枚とある千葉だが、どうやら厳しい表情。「手札は真っ白だよー」とぼやいている。せめてものブロッカーとして《死の一撃のミノタウルス》を呼ぶが、《血焚きの精霊》の能力で除去され、成長した《崖崩れの精霊》の一撃を受ける。さらに《呪文縛りのドラゴン/Spellbound Dragon(ARB)》が空を覆う。
最後まで平地を引けなかった千葉は、カードを片付けることしかできなかった。
木村 2-1 千葉
木村WIN!
冒頭でも取り上げたが、この二人のプレイヤーは数多く、道外のイベントに参加している。いわゆる『遠征』である。今回はこの二人に遠征の楽しさを語ってもらった。
千葉「やはり、道外の人との交流が楽しいですね。まったく知らなかった人とも仲良くなれますし。やはり”マジックができる”ということで打ち解けるのも早いですしね。あとはイベントのあとにその様な人たちとご飯を食べに行ったり、お酒を飲みに行ったりというのも遠征の楽しみです。」
木村「遠征して参加するイベントは参加者も多く、緊迫した雰囲気が味わえるのが魅力ですね。やはり100人を超えるイベントはめったに味わえないですし、厳格とした雰囲気の競技イベントのピリピリとした空気の中で試合を行うということには非常に魅力を感じます。また、千葉の言うように交流の輪が広がるのもいいですね。」
と、いうように遠征の楽しみを語ってもらった。
筆者もプロツアーやグランプリに足を運んだことがあるが、普段では味わえない雰囲気、そして多くの友達ができるというのはやはり大きな魅力である。普段と違う環境でのマジックをするために、遠方まで足を運ぶということをしてみるのもよいと思う。
また、千葉は先日行われたグランプリ神戸にも参加している。
どうして参加したのか?と聞くと、「2月に行われたGOGPで神戸までの航空券を獲得するとこができたのが大きな要因ですね。」という回答をもらうことができた。
グランプリ前に毎回開かれているGOGP。この大会で優勝すると、グランプリ会場付近までの航空券を獲得することができる。この大会もグランプリ遠征するきっかけとなっている。こちらの大会にも興味があれば参加してみてはいかがだろうか?
あなたのマジック生活に、また新たな1ページを。