今回のカバレッジでは最初にオープンデュエルの様子を取り上げようと思う。
今回オープンデュエルで対戦するのは加茂良美と阿部和幸。
二人ともオープンデュエルをするために会場に来たプレイヤーである。
さて、加茂と阿部の二人にはもうランダムで選ばれたエントリーセットが渡されている。
しかし、彼らはカードを広げ、デッキをどうしようかと悩んでいる。
構築済みのエントリーセットなのになぜ?と思う方もいるだろう。
エントリーセットにはブースターパックが1パック含まれている。その14枚のカードを使って構築済みデッキをアレンジしても良いという仕組みである。
最初の40枚デッキに、どのカードを追加するか悩む二人。どのようにしたらデッキがより強くなるのか。この時間もまた、オープンデュエルの楽しみの一つである。
選ばれたエントリーセットは加茂が青白の"空の軍団"デッキ。
対する阿部は赤緑の"騒乱の担い手"デッキである。
どんな新しいカードが飛び出すのであろうか、そして、追加されたカードは何なのであろうか。楽しみは募るばかりだ。
Game 1
ダイスロールの結果、赤緑の阿部が先行。
後手の加茂が一度マリガンしてゲームが開始される。
3ターン目の阿部の《ツカタンのサリッド/Tukatongue Thallid(CON)》からゲームが動き出すというゆったりとした展開。返しに加茂は《ボトルのノーム/Bottle Gnomes(10ED)》を場に出すするが、これは《火葬/Incinerate(10E)》で3ライフに。
その後、阿部はブースターパックから手に入れたカードである《魔道士殺しの剣/Mage Slayer(ARB)》《ジャンドの神追い/Godtracker of Jund(ARB)》と展開する。一方の加茂は平地を求め、《ガラス塵の大男/Glassdust Hulk(ARB)》をサイクリングするも、お目当ての土地に出会えない。次のターンに平地を引き当て、《エスパーの鵜》をプレイし、地上対上空の殴り合いが始まる。
このライフレースを制しようと阿部は《襲撃の乱暴者/Blitz Hellion(ARB)》をプレイするが、《アーシャへの捧げ物/Offering to Asha(ARB)》でカウンターされ、4点のライフも得られる始末である。さらに《アミーシャの口づけ/Kiss of the Amesha(ALA)》でライフを獲得し、対戦前に「これはライフ回復デッキですから」と言っていたこのデッキの本領を発揮する。
しかし、ブースターパックから出てきた装備品、《魔道士殺しの剣》が加茂の命を襲う。《ロウクスの粗暴者》にこの剣を装備させ、攻撃時に4点、戦闘ダメージで4点とものすごいスピードでライフを削り始める。
これをどうにかしなければいけない加茂は《武器庫を打つもの/Arsenal Thresher(ARB)》をプレイ、場に出たときの能力でアーティファクトカードを3枚公開し、5/5に成長させる。
普通であれば5/5で4/4は止まるはず・・・・なのだが・・・・。
阿部は《サングライトのうねり/Sangrite Surge(ALA)》を《ロウクスの粗暴者》にプレイ!7/7二段攻撃という巨大なクリーチャーを作り上げる。
まず攻撃時に7点のダメージが加茂に入る。そして、通してしまうと14点入ってしまうので、ブロック加茂はこのクリーチャーをブロックせざるおえない。このまま5/5の《武器庫を打つもの》を失ってしまうのか・・・。と思いきや。加茂は《エーテル宣誓会の盾魔道士/Ethersworn Shieldmage(ARB)》をプレイし、このターンのダメージを軽減。
もちろんこのカードも追加のブースターパックから得たカードである。
しかし、この装備品のクロックが止まらない。いくらブロッククリーチャーを用意しても、攻撃時にダメージが飛んでくるので、加茂のライフは減る一方だ。
さらに《復讐に燃えた再誕/Vengeful Rebirth(ARB)》で先ほどカウンターされた《襲撃の乱暴者》を回収し、5点のダメージを与える。
次のターンの《襲撃の乱暴者》《魔道士殺しの剣》でライフが削りきられることを悟り、加茂は投了した。
阿部 1-0 加茂
Game2
1ゲーム目を落とした加茂が先攻。
《ドラゴンの餌/Dragon Fodder(ALA)》のゴブリントークンに対し、《エーテル階級の騎士/Ethercaste Knight(ARB)》で挑もうとした加茂であったが、この〈騎士〉は《火葬/Incinerate(10E)》で葬られてしまう。
《囁き絹の外套/Whispersilk Cloak(10E)》《原始物の粉/Protomatter Powder(ALA)》とクリーチャーを展開できない加茂を尻目に、阿部は《エルフの幻想家/Elvish Visionary(ALA)》《襲撃の乱暴者》と展開し、加茂のライフを奪う。もはや加茂のライフは6だ。
しかし、サイクリングした《ガラス塵の大男/Glassdust Hulk(ARB)》を《原始物の粉/Protomatter Powder(ALA)》で場にだし、後続の攻撃を防ぐ。
しかし、そんなものではとまらないのが阿部の赤緑デッキだ。
4マナ4/4である《ロウクスの粗暴者》、成長する《崖崩れの精霊/Rockslide Elemental(ALA)》と展開する。
最後のブロックで残した2点のライフもきっちりと《ショック/Shock(6ED)》で削りきった。
阿部 2-0 加茂
と、普通のマッチならここで終わるところなのだが、これはオープンデュエル。
よりよいデッキの構成を求め、二人はデッキを微調整し、また対戦を始めている。
エントリーパックに一工夫加えて対戦するこのオープンデュエル。
是非みなさまも新たな楽しみを求めて参加してみてはいかがだろうか?