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Round 3: 加藤 哲朗 vs 山田 育

執筆 : 
Kudou, Ayami   2010-7-11 15:00

 鋭い眼差しが交差し、張りつめた空気の中対戦は行われた。ゲームの合間には戦術の考察を行いながらカードの入れ替えが行われる。制限時間ギリギリまでかかる長丁場に自然とギャラリーも集まり出すのであった。

 死力を尽くした戦いに、誰もが息を飲んだ。

Game 1

 序盤からお互いに低コストの飛行クリーチャーを展開。加藤は《破滅の刃/Doom Blade》、山田は《チャンドラの憤慨/Chandra’s Outrage》とお互いコンスタントにクリーチャーを除去していく。山田は《ロック鳥の卵/Roc Egg》で生み出したトークンで戦い、加藤は《戦隊の鷹/Squadron Hawk》と《血の座の吸血鬼/Bloodthrone Vampire》で応戦する。

 しかし、次々と叩き付けられる山田の軍勢の前にじりじりとクリーチャーを失い、《血の座の吸血鬼》を残すのみとなった加藤は3/3飛行トークンの攻撃を防ぎ切る事が出来ず、空に散った。

加藤 0-1 山田

Game 2

 加藤が《戦隊の鷹》で仲間を呼び寄せ、2羽の攻撃が山田に襲いかかる。対する山田も《嵐前線のペガサス/Stormfront Pegasus》《野生のグリフィン/Wild Griffin》を展開し激しい空中戦を繰り広げる。
 そんな中、山田は《火の召使い/Fire Servant》を展開。更に《ロック鳥の卵》がまたもトークンを生み出し、強力な空からの攻撃が続く。加藤も負けてはいない。《火の召使い》を《暗殺/Assassinate》し、山田のクリーチャーをトークンのみにすることに成功したのだ。

 その後お互い《雲の十字軍/Cloud Crusader》を展開し、空中戦は更に苛烈を極めた。クリーチャー同士のすり潰しあいの末、遂に《雲の十字軍》同士の一騎討ちとなるが、加藤は《歴戦の歩兵/Infantry Veteran》でそれを凌ぎ、この対決は加藤が制する。
 そして、加藤7-6山田という接戦の状況で考え込んだ。《泥沼病/Quag Sickness》の対象が定まらないのだ。しばらく考え込み、《ロック鳥の卵》のトークンを選択した加藤だったが、選択後も本当に正しい選択だったのかと思案する。

 

 しかし、流れはここで変わった。そのまま強力なクリーチャーに押され始めた山田は全ての願いを込め、「良い未来を《水晶球/Crystal Ball》!」と叫ぶなり占術を行う。しかし、その結果に失望した山田は次のドローに賭ける他無くなってしまい、投げるようにカードをデッキの下に戻すのであった。

 願いも空しく、山田は次の攻撃に耐え切れなかった。

加藤 1-1 山田

Game 3

 加藤は《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse》と《戦隊の鷹》で序盤から強力にデッキ圧縮を繰り返し地道にダメージを与えていった。しかし、山田の《茸の番人/Mycoid Shepherd》もそれを超える一撃を与え、両者譲らぬ展開だ。

 

 加藤は《墓所のタイタン》でゾンビトークンを生み出し場を充実させる。山田もここぞと《ロック鳥の卵》に《野生のグリフィン/Wild Griffin》、《突撃するグリフィン/Assault Griffin》とまたも空中から執拗に攻め立てる。そのまま加藤が激しく攻撃を仕掛けるのだが、山田はそれをブロックしてから《安全な道/Safe Passage》で自分達に与えられるダメージのみを軽減し、加藤のクリーチャーだけが失われる事となった。だが、加藤も譲らず《暗殺》で《突撃するグリフィン》を破壊し、《セラの天使/Serra Angel》が戦場に舞い降りる。加藤を護りながら痛烈な斬撃を放つ神々しい天使を前にして、山田は対応策が手元には無い。

 

 残り時間僅か。この大事な場面で土地を2枚連続で引いた山田は、終了の合図と共に天を仰いだ。

加藤 2-1 山田

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