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準々決勝 秋元 慎一 vs 武田 祐士

執筆 : 
Koji, Kazumasa   2010-5-23 16:00

 同じプレイテストグループで調整をしている両者は、徴兵バントの同系対決だ。古くからマジックをプレイしていて、先に行われた日本選手権札幌予選で2位に入り、78,000円のトラベルマネーを得た秋元ではあるのだが、「同系だから普通に負けるし」と言葉自体は弱気なものの表情からは勝つ気しかない。

 武田は最近本格的にトーナメントマジックに参加しだした。プレイングにはまだまだ成長の余地はあるが、今日のTOP8入賞も自信となって、今後のプレイにいい影響を与えるだろう。日本選手権予選でTOP8入賞した後藤も同じグループで、彼らのような新しい風が上位卓を占める日も遠くないのかもしれない。

 新鋭がベテランを倒す金星を挙げ、優勝への道を駆け上がるのか。

 はたまた古豪が壁となって新鋭を押し返すのか。

Game1

 後手の武田はテイクマリガン。先攻秋元が1ターン目に《極楽鳥/Birds of Paradise》をプレイしたのを見て
武田 「終わった……」
と、手札の内容も良くは無さそうだ。

 逆に秋元は好調そのもの。2ターン目に《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》を唱えて、4ターン目に少考すると《水蓮のコブラ/Lotus Cobra》を出してから《聖遺の騎士》の能力を起動して《霧深い雨林/Misty Rainforest》を場に出して起動とマナブースト。《数多のラフィーク/Rafiq of the Many》に繋いで先制パンチだ。

 武田はひとまず《数多のラフィーク》を対消滅するのだが、秋元はダメ押しの《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》。《水蓮のコブラ》と4/4に育った《聖遺の騎士》が攻撃を加え9点のダメージを与えると武田の残りライフはあと9しかない。

 返しのターンにドローして武田が呟いた言葉は、
武田 「これ、先攻ゲーでしょ……」

秋元 1-0 武田

Game 2

 またしてもマリガンの武田はすでに疲れた表情。秋元、千葉と一緒に二晩連続で徹夜マージャンに興じていたらしく、朝9時に会場についた時点でもうだるそうな面々ではあった。が、その3名ともにTOP8に残っているあたり、所謂「マージャン調整」は有効なのかもしれないと思える。

 秋元は軽快に《水蓮のコブラ》から《聖遺の騎士》のスタート。武田は《貴族の教主/Noble Hierarch》を置いて《水蓮のコブラ》を《忘却の輪/Oblivion Ring》するものの4マナ出る状態に至っても後続がない。

 いまのうちに盤面を掌握しておきたい秋元は《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》を呼び出し、+0能力で手札を整える。《精神を刻む者、ジェイス》を守るためにひとまず《聖遺の騎士》はブロッカーに残した。

 《活発な野生林/Stirring Wildwood》を含む5枚の土地と《貴族の教主》がある武田は《悪斬の天使/Baneslayer Angel》を召喚するが、秋元はすぐさま《精神を刻む者、ジェイス》の-1能力を使用して手札に返す。そして2枚目の《水蓮のコブラ》を置きながら《聖遺の騎士》で《霧深い雨林》を場に出してマナを増やし、2体目の《聖遺の騎士》をも召喚。墓地に土地がたまっているのでサイズはもう8/8だ。

 さすがにマリガン後のハンドではどうにもならなかった武田。金星は後日へお預けとなった。

秋元 2-0 武田

 

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